THE CHEF
竹内 悠介 YUSUKE TAKEUCHI
1980年12月23日生まれ 群馬県出身
2001 年〜05年 広尾「APPIA」
2006年 渡伊。Firenze “VINOLIO"
2007年 Bologna "Trattoria da Amerigo 1934"
Marche “La Botte"
2008 年 トスカーナ郊外の精肉店&レストラン
昼は肉屋で解体、夜はレストランの厨房で、
肉の全てを学ぶ。
2009 年 帰国。”OSTERIA ENOTECA DA SASINO”
2011 年〜20年 東京 西荻窪”trattoria29”オーナーシェフ
2020年 群馬県川場村に帰郷
2020年〜22年 ”29 in bottiglia”
2022年 ”VENTINOVE” オープン
MESSAGE
2011年、東京の西荻窪にtrattoria29をオープン。
私たちを愛して下さるお客様に恵まれ、毎日忙しくも充実した日々
を9年間過ごしました。
2020年3月、ビルの老朽化のための突然の立ち退きを余儀なくされ、時を同じくして、未曾有のパンデミックが世界を襲いました。
いつかの未来には、故郷である群馬に帰って店を持ちたい、と
漠然と持っていた夢が、急に選択肢として目の前に現れ、
考えれば考えるほど、このタイミングでの帰郷が、
単なる選択肢ではなく、必然であるかのように思え、
約25年ぶりに、故郷である群馬県川場村への帰郷を決意しました。
実際に住み始めると、この土地の豊かさにとにかく驚きました。
16歳で故郷を離れてしまった私は、この土地の魅力を何も
知らなかった事に気づき、畑に、山に、田に、川に、
想像を遥かに超える食材の豊かさに料理人として胸が高鳴りました。
ここでは、食材の旬は一瞬で、だからこそ食材との出会いが、
よりドラマチックに感じられ、その一瞬の旬をどう掴むのか、
まさに料理人としての腕を試されてるいるようでした。
このドラマチックな瞬間こそ、
VENTINOVEでも皆様にお届けしたいものの一つです。
東京の店を閉めてから、新しいレストランをオープンするまで、
当初の予定よりも、だいぶ長い時間がかかってしまいました。
早く開けなければ、と焦る気持ちの一方で、
長い時間があったからこそ、この素晴らしい場所、環境で
レストランをオープンすることができ、
地元の素晴らしい生産者さんや、職人さんなど、
私たちを支えて下さる、沢山の方々と出会うことができました。
どうかVENTINOVEが、わざわざこの土地を遠方から訪れて下さる
お客様にとっても、
地元群馬の方々にとっても、幸せな時間を過ごすことができる、
そんな場所になる事を心から願います。
竹内 悠介